『図説 微生物による水質管理』
(千種 薫 著)
大好評 発売中

排水処理施設の生物相観察による施設管理手法を詳述しています。今すぐ対策を講じたい異常発生時や,逆に現在の良好な処理状態を維持したいときなど,実地で業務を担当する技術者・技能者にとってのマスターピースです。入門者・初心者,また熟練者にとっても、必ず実用の助けになる書です。
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令和6年(2024年)能登半島地震および令和6年能登半島豪雨で被災された皆様に対し,
謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一刻も早い復興を,心よりお祈り申し上げます。



10月号は通常号です。池沼の水環境改善と発電の両立の総説を掲載しています

 本年については,秋の特集号は,いつもの10月号から11月号に変更しております。よろしくお願い致します。
 そこで,10月号掲載の論文は稲森悠平博士らによる,閉鎖性水域の水質改善方策としての“水上太陽光発電の導入”と併せた“沈水植物の宝庫化”の取組みにつての総説です。池沼等の閉鎖性の水域は,どうしても藻の大量発生等の要因で水質悪化に陥りやすいです。藻の発生を抑えるためには「蓋」をして太陽光を当てないようにする対処法がありますが,それを太陽光発電パネルとして発電に活用し,その下の“暗くなった”水中に適した沈水植物を繁茂させれば,植物が栄養塩を吸収するだけでなく,魚類の産卵場所ができるなどで生態系も豊かになるというストーリーです。エネルギー生産・水質浄化・生産力向上と,一石何鳥も狙えるというのですが,実際に試していただきたいですね。
 東北大学の野池達也名誉教授は,(株)パスクや福島市民らとの協働で取組んでいる,福島市の荒川での活動を報告しています。荒川は,国土交通省の一級河川の水質調査で14年連続して水質日本一と評価されていますが,それは市民たちの取組みの成果であることがわかります。


『用水と廃水』年間購読料を改定しました

 毎々『用水と廃水』の御愛読,ありがとうございます。さて,2023年4月号以降から購読をされる場合,年間購読料を,20,400円(税込価格,送料含む)に改定させていただきました。諸物価高騰の折,何卒御了承賜わりますよう,お願い申し上げます。

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第66巻 10月号
【Vol.66 No.10】
定価 1,700円(税込)


区 分 論文名 所 属 執筆者
今月の話題 インドネシアの離島における飲料水の供給 富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科 教授 川上 智規
総説
(査読付き論文)
水上太陽光発電の導入と沈水植物共生による効果的環境再生保全方策 特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 稲森 悠平ほか
解説 水質日本一の河川・阿武隈川支川荒川とクリーンアップ大作戦 (株)パスク 水環境研究所
東北大学名誉教授/(株)パスク 水環境研究所長
大嶋 武志,
野池 達也ほか
解説 ローソク岩等の奇岩類や断崖絶壁とエメラルドグリーンの海面との
対比が美しい北海道の積丹半島
環境工学研究所所長
環境計量士 環境カウンセラー(事業者)
星山 貫一
提言
(opinion)
WAT法と“完全有機農法”を用いた永久凍土からのCH4発生制御の試み (一財)緑と水環境財団
/特定非営利活動法人 湖沼復活研究所所長
(元島根大学農学部教授) 理博
森  忠洋ほか
【連 載】
21世紀の
水・土壌環境講座
第25回 第3章:重金属等による汚染の対策
    ―汚染土壌・地下水の処理技術[その3]
明星大学名誉教授 田中 修三
【連 載】
用廃水豆知識
第529回
海藻養殖手法の開発とブルーカーボン藻場再生化への取組み
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 稲森 悠平




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