『図説 微生物による水質管理』
(千種 薫 著)
大好評 発売中
排水処理施設の生物相観察による施設管理手法を詳述しています。今すぐ対策を講じたい異常発生時や,逆に現在の良好な処理状態を維持したいときなど,実地で業務を担当する技術者・技能者にとってのマスターピースです。入門者・初心者,また熟練者にとっても、必ず実用の助けになる書です。
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令和6年(2024年)能登半島地震および令和6年能登半島豪雨で被災された皆様,本年に入っても各地で頻発する豪雨災害等で被災された皆様に対し,謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一刻も早い復興を,心よりお祈り申し上げます。
10月号は「水草と水域生態系」の関係を考察した大特集です
今号の「水草から読み解く水域生態系のいま」と題した特集は,論文8報で50ページに及ぶ大特集号です。最近は,水草というと侵略的外来水生植物が思い起こされ“悪いもの”とイメージしがちですが,水域の生態系を構成する生き物たちにとっては,その棲みかとしてなくてはならないものです。益にも害にもなる水草ですが,特定の水域での水面を覆いつくすほどの異常繁茂の話題はよく聞かれるものの,それまで繁茂が酷かった種が,ある年突然なくなってしまうといった真逆の事例も往々にしてみられるようです。しかし,そのような事例は原因がわからないことが多いらしく,一部の専門家が共有するレベルでほぼ終わってしまうとのことがほとんどのようです。本特集では,新種ハンターの活躍や外来種対策,琵琶湖等での現況と漁業生産の関係など,水草をキーワードとした幅広い分野の研究成果が紹介されています。
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第67巻 10月号 【Vol.67 No.10】 特別定価 2,000円(税込) |
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区 分 | 論文名 | 所 属 | 執筆者 |
今月の話題 | 技術・教養・交流 | (独)国立高等専門学校機構 秋田工業高等専門学校創造システム工学科 教授 |
増田 周平 |
特集/水草から読み解く水域生態系のいま | |||
特集論文 | 水草の大量繁茂に着目した水環境管理 | 環境省 水・大気環境局海洋環境課海域環境管理室 | 平田 弘成 |
特集論文 | 北日本の水辺で進んだ宝探し! ─植物相調査がもたらした希少水草の分布に関する近年の新知見─ |
北海道大学総合博物館 博士(理工学) | 首藤光太郎 |
特集論文 | 侵略的外来水生植物の繁茂域拡大─現状と影響─ | 千葉県立中央博物館 博士(理学) | 林 紀男 |
特集論文 | 農業水利システムでの侵略的外来水草の異常繁茂による農業への 影響と対策 |
(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部研究統括部研究推進総括課 博士(学術) |
嶺田 拓也 |
特集論文 | 琵琶湖沿岸の自然再生・修復と生態系の現状評価 | 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター | 石川可奈子ほか |
特集論文 | 琵琶湖における水草の異常繁茂による漁業への影響 | (一社)日本定置漁業協会専務理事 博士(水産学) | 玉置 泰司 |
特集論文 | 伊豆沼・内沼における水生植物の現状と対策 ─現代型湿生遷移に対応する湖沼管理の実践─ |
(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 | 藤本 泰文ほか |
特集論文 | 特別企画展「エイリアンプラント・バスターズ─侵略的外来植物 対策展─」における新しい試み |
豊橋市自然史博物館 博士(環境科学) | 稗田 真也ほか |
解説 | 古代の世界帝国の遺跡からカトリック教会の総本山まで現代に残る 壮大な石づくりの都・ローマ |
環境工学研究所所長 環境計量士 環境カウンセラー(事業者) |
星山 貫一 |
【連 載】 21世紀の 水・土壌環境講座 |
第37回 第6章:地球規模の環境問題の対策 ─地球規模の水・土壌環境問題の対策[その1] |
明星大学名誉教授 | 田中 修三 |
【連 載】 用廃水豆知識 |
第541回 環境再生型リジェネラティブ農業等に有用な カバークロップ |
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 | 稲森 悠平 |
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