『浄化槽を活用した汚水処理事業―人口減社会に対応した生活排水対策―』
新発売

現在の汚水処理事業の課題を挙げつつ,公的関与・民間セクター活用の両面から浄化槽普及の可能性に触れるとともに,財政指標やコスト比較からみた浄化槽事業の優位性,将来の汚水処理事業のあり方などについて,専門家による解説をまとめています。自治体関係者に,汚水処理事業見直しの参考書として最適です。
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『用水と廃水』年間購読料を改定しました

 毎々『用水と廃水』の御愛読,ありがとうございます。さて,本年(2023年)4月号以降から購読をされる場合,年間購読料を,20,400円(税込価格,送料含む)に改定させていただきました。諸物価高騰の折,何卒御了承賜わりますよう,お願い申し上げます。


9月号には福島県・猪苗代湖流域での排水処理高度化の成果をまとめています

 NPOバイオエコ技術研究所の稲森悠平氏は,福島県の水環境施策において,高度処理浄化槽の設置が必須となる県条例の制定に尽力されました。今号では,閉鎖性湖沼であることから水質汚濁が懸念される猪苗代湖流域において,整備された高度処理浄化槽の性能について現地調査した成果を「総説」として取りまとめました。近年では,高度処理に加えて省エネ機能も併せ持つ機種が主流となっており,中山間地の単独処理浄化槽の合併転換に有効であることが明らかになりました。
 一般解説では,NPO 21世紀水倶楽部の齋藤 均氏と湖沼復活研究所の森 忠洋氏が,下水汚泥の有効活用について述べております。
 東北文化学園大学の岡田誠之名誉教授は,雨水再利用についての研究成果をまとめた『雨水利用の知識』を刊行されています。インタビューとして,同書の狙いを語っていただきました。


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第65巻 9月号
【Vol.65 No.9】
定価 1,700円(税込)


区 分 論文名 所 属 執筆者
今月の話題 水に流せない公共トイレの話 大正大学地域創生学部地域創生学科教授
博士(環境学)
岡山 朋子
解説 WAT法を用いた汚泥の処理・処分の最適化―嫌気性消化と
好気性発酵の組合わせで余剰汚泥と初沈汚泥を分離処理―
特定非営利活動法人 21世紀水倶楽部理事 技術士

特定非営利活動法人 湖沼復活研究所所長
(元 島根大学農学部教授) 理博
齋藤  均

森  忠洋
ほか
解説 玄海国定公園に指定されている福岡県の糸島半島にある地質学的
に貴重 な自然の造形美
環境工学研究所所長
環境計量士 環境カウンセラー(事業者)
星山 貫一
総説
(査読付き論文)
窒素・リン除去型浄化槽の普及整備の現状と福島県条例を踏まえた
国内外展開―猪苗代湖流域における高度処理浄化槽の普及整備に
よる水環境の保全・修復―
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 稲森 悠平ほか
自著を語る
(インタビュー)
水循環の一環として雨水利用をとらえることが重要
―水質問題の研究成果や維持管理面 の課題をわかりやすく取り
まとめた『雨水利用の知識』を刊行―
東北文化学園大学名誉教授 工博
技術士(衛生工学部門)
岡田 誠之
行政資料 PFASに関してQ&A集と今後の対応の方向性を公表─飲用曝露防止
の徹底や科学的 知見等の充実の必要性などを国民向けに広報─
編 集 室
【連 載】
21世紀の
水・土壌環境講座
第12回 第1章:水・土壌環境の汚染の実態
    ―土壌汚染(その2:有害化学物質)
明星大学名誉教授 田中 修三
【連 載】
SDGsで環境を考えると
第18回 「安全」だけでなく「安心」が 欲しいのです 特定非営利活動法人 環境生態工学研究所副理事長,
東北工業大学教授
山田 一裕
【連 載】
用廃水豆知識
第516回
再生可能エネルギーバイオガス産生副生物 消化液の農業利用
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 稲森 悠平




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