『図説 微生物による水質管理』
(千種 薫 著)
大好評 発売中

排水処理施設の生物相観察による施設管理手法を詳述しています。今すぐ対策を講じたい異常発生時や,逆に現在の良好な処理状態を維持したいときなど,実地で業務を担当する技術者・技能者にとってのマスターピースです。入門者・初心者,また熟練者にとっても、必ず実用の助けになる書です。
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令和6年(2024年)能登半島地震および令和6年能登半島豪雨で被災された皆様,今般の岩手県大船渡市の山林火災で被災された皆様に対し,謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一刻も早い復興を,心よりお祈り申し上げます。



5月号はPFAS計測の留意点に関する原稿と酸性化した河川に関する論文です

 いよいよ 2026年4月には,PFAS(有機性フッ素化合物)のうち「PFOS及びPFOA」が水道水質基準の基準項目に入ります。ここで意外と盲点となっているのは,現状の計測装置には,そこそこPFASが使用されていることです。基準値は極微量ですので,ラボ用の水試料にも高純度な超純水が求められるのは当然として,計測システム内部からのPFAS汚染にも注意しないといけません。長年,ラボ用の超純水製造装置の販売に携わってきた黒木祥文氏が,PFAS計測に当たっての留意点について解説しています。
 秋田県の田沢湖は,清澄な湖水ながら,水生生物がほとんど絶滅した湖として知られて知られています。それは,近くの玉川温泉から流れ込む酸性度の高い水を導入したことが原因です。現在,関係者の努力により,わずかに魚類が戻りつつあるところですが,東京海洋大学のさかなクン(宮澤正之客員教授)らが“再発見”した山梨県・西湖に生息する田沢湖由来のクニマスを,帰郷させられる段階にまでは至っていません。これらの北東北地方でのこれまでの取組みを,(株)パスクの松井武志氏らが取りまとめています。


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第67巻 5月号
【Vol.67 No.5】
定価 1,700円(税込)


区 分 論文名 所 属 執筆者
今月の話題 八郎湖 持続可能な農業 環境保全 秋田県立大学生物資源科学部 教授 宮田 直幸
資料
(査読付き論文)
北東北地方の酸性水源と中和処理施設による水環境保全 (株)パスク 水環境研究所北東北分析センター

東北大学名誉教授
松井 武志

野池 達也
解説 PFAS分析用の超純水とその精製技術
─分析精度を担保するためにはコンタミネーションの排除が重要─
セナーアンドバーンズ(株) 営業部アドバイザー 黒木 祥文
解説 古代から今に至るまで繁栄を続けるナポリの美しい港と歴史ある旧市街
─南イタリアの世界遺産を訪問(2)─
環境工学研究所所長 環境計量士
環境カウンセラー(事業者)
星山 貫一
行政資料 沿岸域の豊かな自然の保全と人の暮らしが共存する「里海」づくりの
手引きを公表─藻場・干潟の保全・再生,ブルーカーボン量の算定手法
などを解説して実施者を積極的に支援─
編 集 室
【連 載】
21世紀の
水・土壌環境講座
第32回 第4章:放射性物質による汚染の対策
        ─放射性物質汚染対策の概要
明星大学名誉教授 田中 修三
【連 載】
用廃水豆知識
第536回
低炭素・脱炭素技法としてのゼロカーボン・エネルギー技術BECCS
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 稲森 悠平




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