『図説 微生物による水質管理』
(千種 薫 著)
大好評 発売中

排水処理施設の生物相観察による施設管理手法を詳述しています。今すぐ対策を講じたい異常発生時や,逆に現在の良好な処理状態を維持したいときなど,実地で業務を担当する技術者・技能者にとってのマスターピースです。入門者・初心者,また熟練者にとっても、必ず実用の助けになる書です。
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令和6年(2024年)能登半島地震および令和6年能登半島豪雨で被災された皆様,本年に入っても各地で頻発する豪雨災害等で被災された皆様に対し,謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一刻も早い復興を,心よりお祈り申し上げます。



11月号には排水処理系での使用済み紙おむつの処理に関する報文が掲載されています

 わが国初の女性総理大臣が誕生しました。“ガラスの天井”を破るまでの努力や研鑽に,素直に敬意を表します。選挙区が奈良県ということで,浄化槽関連の集まりではよく見かけていたことに大変親しみを感じています。各種の水道事業・公共下水道・集落排水・浄化槽などからなる水処理事業全体を,これからの日本にフィットする形に急ぎ再編成することの必要性はよく理解されていると拝察しますので,その部分には大いに期待したいです。一方,高等教育関連予算は縮減し続けながらも,本年のノーベル賞で日本人が2名受賞しました。19年連続でイグノーベル賞の日本人受賞が続いているように,科学研究のすそ野が富士山のように広大なことが幸いしているのでしょうか。高市首相には,一部の愛国的(自称)支持者が主張するような研究の基礎体力を損なうような施策(留学生が多い博士課程の院生支援の中止とか)に走らないよう,切にお願いしたいところです。
 11月号には,約半年ぶりに,査読付き論文で「報文」が掲載されています。これから大きな問題となると考えられる使用済み紙おむつを排水処理系で取り扱う研究で,東北大学の李 玉友教授らのグループが投稿した,次号掲載予定の論文との2報続きの第1報です。


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第67巻 11月号
【Vol.67 No.11】
定価 1,700円(税込)


区 分 論文名 所 属 執筆者
今月の話題 上下水道一体で技術的課題の解決を 国土交通省
国土技術政策総合研究所 上下水道研究部長
小川 文章
報文
(査読付き論文)
紙おむつリサイクル施設のモデル化と排水状況の推定 東北大学大学院工学研究科土木工学専攻
(メタウォーター(株))


東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 教授

田畑 雅郎

李  玉友
解説 古代から水の恵みが豊かな筑紫平野を探訪
―弥生時代のクニの姿を思い起こさせる吉野ヶ里遺跡と
 重要文化財の可動橋・筑後川昇開橋―─
環境工学研究所所長 環境計量士
環境カウンセラー(事業者)
星山 貫一
講演録 励起フルボ酸を過酸化水素と優先的に反応させる新水処理システム開発
―励起フルボ酸によってオゾン処理効果の向上を―
特定非営利活動法人 グリーンサイエンス21
(元お茶の水女子大学生活科学部教育研究協力員)
理博
海賀 信好
提言 開発と法規制における価値分析―水道の水質基準を例に考える― (株)メルス技研代表取締役
((公社)日本水道協会特別会員)
関  秀行
【連 載】
21世紀の
水・土壌環境講座
第38回 第6章:地球規模の環境問題の対策
        ─地球規模の水・土壌環境問題の対策[その2]
明星大学名誉教授 田中 修三
【連 載】
用廃水豆知識
第542回
下水汚泥等を活用した新たに設定された肥料の公定規格・菌体りん酸肥料
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 稲森 悠平




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