『図説 微生物による水質管理』
(千種 薫 著)
大好評 発売中

排水処理施設の生物相観察による施設管理手法を詳述しています。今すぐ対策を講じたい異常発生時や,逆に現在の良好な処理状態を維持したいときなど,実地で業務を担当する技術者・技能者にとってのマスターピースです。入門者・初心者,また熟練者にとっても、必ず実用の助けになる書です。
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7月号は,喫緊の課題となっている水道でのPFAS対策の特集号です

 7月号は「水道におけるPFAS対策の現状と今後の課題」と題した特集号です。PFAS(有機フッ素化合物)については,この4月から,水道水質基準の項目に「PFOS及びPFOA」が位置付けられており,米国やEUの動向をみるかぎりでは,他のPFASの項目が追加されていくことも大いに想定される状況です。この特集では,とりわけ水道における対策を取りまとめた構成としています。
 水道事業において,PFAS対策で重視されるのは「BAT(Best Available Technology,利用可能な最善の技術)」という考え方です。水道事業は“安全で良質な水を低価格で安定供給し,公衆衛生と生活環境の向上に寄与すること”が基本ですが,それを持続可能にするためには,いくら効果的であっても高コスト過ぎる処理法は採用できないのです。本特集に掲載された各地の事業体での対応策をみても,水道原水の取水先の構成を変更するとか,粒状活性炭の交換頻度増加,粉末活性炭注入設備の導入,継続的な監視・調査など,コストをそれほどかけず,なにより即効的な効果が得られるよう工夫していることがわかります。状況に応じて“即応的に対処する”ことができるのは,これまで積み上げてきた日本の水道業界のノウハウと,適応できる組織や人材の賜物にほかなりません。


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第68巻 7月号
【Vol.68 No.7】
特別定価 2,000円(税込)


区 分 論文名 所 属 執筆者
今月の話題 PFAS問題の変遷と水処理技術の未来展望 金沢工業大学 バイオ・化学部環境・応用化学科 教授 土佐 光司
               特集/水道におけるPFAS対策の現状と今後の課題
特集論文 PFOS及びPFOAに係る水道水質基準の設定について 環境省 水・大気環境局環境管理課水道水質・衛生管理室長 東  利博
特集論文 水道におけるPFAS対策の現状と課題 (国研)国立環境研究所 環境リスク・健康領域
水道水質研究和光分室 上席主幹研究員
小坂 浩司
特集論文 水道におけるPFASの処理技術の特性と課題 早稲田大学研究員客員教授/北海学園大学工学部客員教授
/北海道大学名誉教授 博士(工学)
松井 佳彦
特集論文 長野市川合新田水源における有機フッ素化合物の検出状況と
その対応
長野市上下水道局浄水課課長補佐 西澤 元樹
特集論文 明石川を水源とする浄水場系統でのPFAS低減対策 明石市上下水道局浄水課 鳥越 庸平
特集論文 淀川を水源とする浄水場におけるPFASの処理特性と対策 大阪広域水道企業団 水質管理センター 河野 彩香ほか
特集論文 浄水場の粒状活性炭池および迅速小型カラム試験(RSSCT)
によるPFAS除去性評価
横浜市水道局 浄水部水質課 宮本 雅史
解説 島国マルタを支える活気ある漁港と巨大なアーチ状海食洞
「ブルーグロット(青の洞門)」
環境工学研究所所長 環境計量士
環境カウンセラー(事業者)
星山 貫一
【連 載】
21世紀の
水・土壌環境講座
第46回 第7章:水・土壌環境保全に係る法制度
        ─管理物質の法令等:有害物質(化学物質)
明星大学名誉教授 田中 修三
【連 載】
気泡式循環による
貯水池の水質管理
第6回 第2章:水温成層─自然湖沼と人造貯水池(4) 水資源環境工学研究所 古里 栄一
【連 載】
用廃水豆知識
第550回
外来植物ナガミヒナゲシの生態環境へのリスク と駆除の必要性
特定非営利活動法人 バイオエコ技術研究所 理事長 稲森 悠平




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